2012-01-01から1年間の記事一覧

図書館総合展2012 : 3. 文化資源のエコシステム

文化「資源」とするか「資料」とするかすごく迷ったのですが、「文化資源」ていう言葉を流行らせたい人がいるので「資源」にしてみました。*1 また、私は私で「エコシステム」という言葉がマイブームなので、これらをくっつけて3つ目のキーワードとしてみま…

図書館総合展2012 : 2. 学習支援

「学習支援」はいま、大学図書館業界の大きなトレンドで、会議やイベントや研修やらで必ず触れられる話題です。10年ほど前から図書館で実施されてきた「情報リテラシー教育」の流れにはあるのですが、「学習支援」の枠組みでは、ハードとしてのラーニング・…

図書館総合展2012 : 1. 研究評価

「研究評価ツール」というサービスをいろんなところが製品として提供してきています。そのうち2社の製品について詳しく知る機会がありました。 SciVal Experts, SciVal Spotlights (Elsevier) Symplectic Elements (Symplectic) 総合展の直前に福岡で講演(録…

図書館総合展2012の3つのキーワード

10日ほどたってしまいましたが、前のエントリのように遊んでばかりいたわけではないということも主張しなければならないので、今日からは今回の図書館総合展で参加したフォーラムなどなどをまとめていきたいと思います。 途中参加も含めて、顔を出したセッシ…

図書館総合展を暮らす

2012年11月20〜22日まで、図書館業界の祭典ともいえる図書館総合展に参加してきました。参加は2回目、今回はがっつり3日間フォーラムに出て、情報を取り込むモードだったのですが、こちらのまとめはさすがに後回し。まずは総合展周辺でどうやって過ごしてい…

図書館のウェブサイトについて考えてみた。長研レポート再録

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今年7月前半の2週間、筑波大学で大学図書館職員長期研修 *1という研修に参加しました。国公私立の中堅どころの大学図書館員ならだれでも参加できるけれど、特に国立大学法人の係長クラスの職員はなんとなく必ず受けるもの、とされているイニシエーション的な…

いなくなった猫についての小話

ぼくたちは猫を飼わなくなった。そして、時がながれた。とうさんはあいかわらずもの忘れがひどく、ねえさんはカードでだけしゃべり、ぼくは窓の外を通りすぎるなん百匹もの野良猫を見続けてきた。うちのなかにぽっかり空いた空白は、充たされないままだ。 ね…

人という字は

いいか息子よ 人という字をよく見てみろ 人と人が支え合って出来てるわけではないぞ 大きい方が小さい方に寄っかかってんだぞ 大きい方が小さい方に寄っかかってんだぞー藤岡藤巻「息子よ」

点をつなぐ、小話

偉い小説家のトルストイという人の言葉で「幸せな家庭の幸せは同じ形をしているが、不幸な家庭は不幸の形がそれぞれ違う」というようなのがあるそうです。でも、小説の中ならともかく、現実のいろいろな家庭に入り込んだ私たちの経験で言いますと、そんな分…