日本のURAに関する書誌(2015年ちょっと更新)

あけましておめでとうございます。 1年ぶりです。そして今年も、URAに関する文献リストを更新しました。www.mendeley.com昨年は、リサーチ・アドミニストレーター協議会第1回年次大会が9月に信州大学で開催され、参加大学からの活発な発表がありました。こち…

日本のURAに関する書誌(2014年までの暫定版)

あけましておめでとうございます。URAって何やってんの?とよく質問されるし、自分も説明しなければならない機会が増えてきました。 そこで、参考にするために、2014年までの日本のURAに関する資料をまとめてみました。 政府系の重要文書をまだ抜かしている…

シンポジウム「日本の専門職養成の構造からみた図書館専門職養成の検討」参加の記

興味のあるテーマだったので,少し遠いですが参加してきました。 シンポジウム「日本の専門職養成の構造からみた図書館専門職養成の検討」 日時:2013年3月16日 (土) 13時30分~16時55分 会場:東京大学赤門総合研究棟2階200番室 主催:日本図書館情報学会図…

図書館総合展2012 : 3. 文化資源のエコシステム

文化「資源」とするか「資料」とするかすごく迷ったのですが、「文化資源」ていう言葉を流行らせたい人がいるので「資源」にしてみました。*1 また、私は私で「エコシステム」という言葉がマイブームなので、これらをくっつけて3つ目のキーワードとしてみま…

図書館総合展2012 : 2. 学習支援

「学習支援」はいま、大学図書館業界の大きなトレンドで、会議やイベントや研修やらで必ず触れられる話題です。10年ほど前から図書館で実施されてきた「情報リテラシー教育」の流れにはあるのですが、「学習支援」の枠組みでは、ハードとしてのラーニング・…

図書館総合展2012 : 1. 研究評価

「研究評価ツール」というサービスをいろんなところが製品として提供してきています。そのうち2社の製品について詳しく知る機会がありました。 SciVal Experts, SciVal Spotlights (Elsevier) Symplectic Elements (Symplectic) 総合展の直前に福岡で講演(録…

図書館総合展2012の3つのキーワード

10日ほどたってしまいましたが、前のエントリのように遊んでばかりいたわけではないということも主張しなければならないので、今日からは今回の図書館総合展で参加したフォーラムなどなどをまとめていきたいと思います。 途中参加も含めて、顔を出したセッシ…

図書館総合展を暮らす

2012年11月20〜22日まで、図書館業界の祭典ともいえる図書館総合展に参加してきました。参加は2回目、今回はがっつり3日間フォーラムに出て、情報を取り込むモードだったのですが、こちらのまとめはさすがに後回し。まずは総合展周辺でどうやって過ごしてい…

図書館のウェブサイトについて考えてみた。長研レポート再録

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今年7月前半の2週間、筑波大学で大学図書館職員長期研修 *1という研修に参加しました。国公私立の中堅どころの大学図書館員ならだれでも参加できるけれど、特に国立大学法人の係長クラスの職員はなんとなく必ず受けるもの、とされているイニシエーション的な…

いなくなった猫についての小話

ぼくたちは猫を飼わなくなった。そして、時がながれた。とうさんはあいかわらずもの忘れがひどく、ねえさんはカードでだけしゃべり、ぼくは窓の外を通りすぎるなん百匹もの野良猫を見続けてきた。うちのなかにぽっかり空いた空白は、充たされないままだ。 ね…

人という字は

いいか息子よ 人という字をよく見てみろ 人と人が支え合って出来てるわけではないぞ 大きい方が小さい方に寄っかかってんだぞ 大きい方が小さい方に寄っかかってんだぞー藤岡藤巻「息子よ」

点をつなぐ、小話

偉い小説家のトルストイという人の言葉で「幸せな家庭の幸せは同じ形をしているが、不幸な家庭は不幸の形がそれぞれ違う」というようなのがあるそうです。でも、小説の中ならともかく、現実のいろいろな家庭に入り込んだ私たちの経験で言いますと、そんな分…

妄想に捧げる、小話

長大な作品を物するのは、数分間で語り尽くせる着想を五百ページにわたって展開するのは、労のみ多くて功少ない狂気の沙汰である。よりましな方法は、それらの書物がすでに存在すると見せかけて要約や注釈を差しだすことだ。 ーJ. L. ボルヘス

日曜の朝の、小話

「図書館」は、その規模がどのようなものであっても、本来的に、際限のないものである。というのも、「図書館」は常に(どれほどうまくつくられていても)、欲求を下回ると同時に上回るからである。「図書館」にはある癖があって、欲しい書物は決してない、…

今日も小話をひとつ

あの日、ショーペンハウエルを包んでくれた書店員さん、あの日は警察に追われ、隠れる場所に困って、書店に飛び込んでしまいました。おかげで見つからずにすんだと思ったら、その日の夜にアルトナ駅の中であっけなくつかまってしまった。事情はいろいろあっ…

もうひとつ小話を

なにをひとりごとをお話しです?ーえ?ひとりごとは早く年をとらせます。ーならば、たわごとを言って若返りましょう。たわごと?ー未来のコトバです。それをお待ちしていました。

まずは小話をひとつ

ある時期ぼくはよく一つの夢を見た。朝まだ寝ぼけたまま新聞を開く。「三つのいいニュース。レオス・カラックス死亡」とある。びっくりする。だって、レオス・カラックスは自分だとしょっちゅう思ってたわけだから。それですっかり気が楽になる。ぼくはレオ…